メッセージ
小さな子供は生まれてすぐ何でもできるわけではありません。
「噛む・飲み込む・食べる・話す・・・」などの口の機能も例外ではありません。
成長期に起こった小さなトラブルを放っておくと、
大人になった時に重篤な機能不全、不正咬合になったりしますが、
適切な時期に適切な治療を受け、早期に回復すればそうなるのを未然に防ぐことができます。
歯ならびや咬み合わせには姿勢、呼吸、また舌、唇、頬などの筋肉の機能が大きく影響します。
むし歯の治療から歯みがき指導に定期的な健診やフッ素塗布などの予防処置、
そして機能回復トレーニングや咬合治療、また食べ方指導や精神ケアまで、
一人一人の患者さんや親御さんにきめ細やかな治療と指導を行っています。
これまで多くの子供たちと出会い、成長のお手伝いをし、見守ってきました。
きれいな歯、正常な口の機能で一生おいしく食べられるお手伝いが出来たら幸いです。
診療の流れ
STEP1:初診
診療室や機器にゆっくり慣れていきま
しょう。
(はじめての日は緊急時を除きむし歯の治療はしません。)
STEP2:診療・予防・指導
*むし歯、その他口腔疾患の治療
*フッ素塗布、ブラッシング指導、シーラント(予防充填)
*生活指導、食べ方指導、口腔周囲筋トレーニング、スマイルトレーニング
STEP3:
3〜6ヶ月ごと:定期健診
新たな問題が起こっていないかを確認
します。
そのほか、指導、クリーニング、フッ素塗布などの予防処置を行っていきます。
適正な時期に:
矯正・咬合育成治療
適正な時期に治療をお勧めします。
指導風景
ボタンプル
舌伸ばし
ポッピング
こどもの矯正治療
井上裕子著「子どもの不正咬合」(クインテッセンス刊)参照、改変
第1期治療
顎の成長発育を生かした治療を行えます。
乳歯
BEFORE
AFTER
顎がずれてこないように交叉咬合は早く治して
あげましょう。
形態:咬合改善
機能:習癖の改善、咀嚼トレーニング、口腔周囲筋エクササイズ
前歯が生え変わるころ
BEFORE
AFTER
顎がスムーズに動いて咀嚼できるようにロックをはずして
あげましょう。
BEFORE
AFTER
反対咬合の改善。
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
上顎に舌をしっかり付け口を閉じて鼻呼吸できるようにしてあげましょう。
形態:狭いV型の上顎を丸くて広いU型に改善、歯ならび、
咬み合わせの改善
機能:咀嚼嚥下トレーニング、口腔周囲筋トレーニング、姿勢改善
背が伸びるころ
BEFORE
AFTER
背が伸びるころ下顎は大きく成長します。上顎前突(下顎発育不全)の治療に適しています。
第2期治療
身体や顎の成長が終わり永久歯に交換してから全体の歯ならびと咬み合わせを整えます。
第一期治療を施していればほとんどが簡単な治療で終わることができます。第二期からの治療(いわゆる大人の矯正)も行っています。
ブレースによる治療
マウスピースによる治療(アライナー)
矯正治療を希望の方へ
個々によって適正な治療の時期は異なりますので、
まずはご相談ください。